就業時間も賃金も1985年から大して良くなってはいないが物価だけは上昇している?
労働によって得られる収入や余暇の時間などゆとりは増えていないにも関わらず生活に必要なコストだけは上がっている感があるので、それらしい資料を漁ってみた所その感覚はどうやら正解だったようです。ひどい話です。
参考資料1:賃金構造基本統計調査 結果の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z02/kekka2a-1.html
1985年 男性平均月収:24万4600円
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2015/dl/01.pdf
2015年 男性平均月収:24万2000円
参考資料2: 消費者物価指数の推移
1985年:83.35%
2015年:100%
2016年:99.83%
参考資料3:日本人の労働時間は以前より短くなっているのか?
週当たり労働時間
平均週当たり労働時間は時短前の1986年と 時短後の2006年とでは統計的に不変
曜日別の労働時間
ただし、週休二日制の普及により平日5日間 (月~金)の労働時間が顕著に増加。
平日10時間以上労働者の割合: 1976年:17% → 2006年:42.7%
企業規模別・所得階層別
2001→2006年の景気回復期:中小企業、低 所得者の労働時間が長時間化
平日労働時間増加のしわ寄せ?
男女ともに睡眠時間が趨勢的に低下。 5日米の時間配分の比較
日米の時間配分比較
日本人の労働時間は、週当たりでみて8-10 時間程度長い
ダメじゃんね。