行政と主権者、双方の機能不全
日本人の多くが中流階級世帯などというのは最早フィクションであり、先進国の中でも有数の貧困率を誇る格差社会である。にもかかわらず貧困に対する施策は皆無に等しく、唯一のセーフティネットである生活保護ですら受給資格要件はこれまで以上に厳しくなり、若年者の受給はまず不可能といって差し支えないのが現状だと思う。
この現状に至るまでには様々な要因があると思うが私はその中でも、
- 主権者である国民が主権者として教育されていないため全く機能していないこと
- 主権者の無知無関心をいいことに三権分立など民主主義を維持するための前提すら機能していないこと
- 主権者を蚊帳の外に締め出して執り行う民主主義という画期的なまでにシニカルな政治体制であること
などが諸悪の根源だと思っている。唯一国民が政治に関わる場面の選挙の投票先も消去法で自民しか残らないという選択肢のなさ…。
消費税増税の口実の枕ことばとしてよく用いられる「日本の借金(日本国債)」について、下記のページでは国債残高をギリシャなど財政破綻した欧米諸国と比較し「最悪の水準」と煽っておきながら…
日本国債格下げに対する抗議文の内容が記載されている下記のページでは、日本は国債による財政破綻の懸念はないと明言している…
> 日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。
#個人的に、この潔さだけは評価したい。
にもかかわらず下記のような増税しないとクリアできない、もとい増税さえすれば無双できるクソゲーを作って公開するなど、割と真剣に正気を疑われるレベルでコンテンツの内容や主張について整合性が破綻している。
この様な奇言奇行や異様なまでの増税への固執を目の当たりしたせいか、国民からは「大蔵省を解体されたときのショックで気が触れてしまったのではないか?」「解体された大蔵省の怨念が職員に取り憑いているのではないか？」「脱法ハーブを吸引しながらの公務が常態化しているのではないか？」「この官僚達に必要なのはエクソシストか措置入院か？」「母さんオレオレ。」など、職員らを心配する声や日本経済の先行きを憂いた声が後を絶たない。
国民の方も大概は過酷な労働環境に参ってイカれており、VR技術を用いて現実からの脱獄を画策しているなど、そのイカれっぷりは財務省といい勝負である。
#残念ながら私程度では、このゲームを買っても虚しさしか見出せない
日本の全世帯のうち約3割は世帯年収が300万円を下回っている傍ら、約1割の世帯は世帯年収が1000万円を超えるなど着実にごく一握りの人間が大半の富を独占する社会になりきりつつある今こそ、官民がともに手を取り合い、幼稚園からやり直すくらいの気概で正常な判断能力を培わないと多分もう手遅れなんだろうな…と思う。
